2016年9月10日 (仮訳)カリブ海盆地産のアイカワタケ属新種 Banik, MT. et al., 2012. A new species of Laetiporus (Basidiomycota, Polyporales) from the Caribbean basin. Kurtziana. Available at: http://www.treesearch.fs.fed.us/pubs/42152 [Accessed September 10, 2016]. 【R3-03281】2016/09/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ プエルトリコおよびコスタリカにおいて広葉樹の材に発生した褐色腐朽菌の一種を検討し、Laetiporus caribensisとして新種記載した。 本種は同属他種と子実体の色などの肉眼的形態が類似していたが、担子胞子が既知の最小の種よりもさらに小型であった。 また、本種は交配試験でいずれの同属他種とも和合性を示さず、分子系統解析でも独自の系統を形成した。 Puerto Rico, El Yunque National Forest, Luquillo Mountains (新種) Laetiporus caribensis Banik & D.L. Lindner 語源…カリブ産の 【よく似た種との区別】 Laetiporus sulphureus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりヨーロッパなどにおける分布が知られている 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく卵状 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Laetiporus gilbertsonii コスタリカおよびカリブ海地域に分布する 子実体の形態が類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり北米および南米における分布が知られている 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と交配試験で和合性を示さない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードJではなくクレードF、少なくとも50塩基対の差異) Laetiporus cincinnatus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりプエルトリコおよびコスタリカではなく北米に分布する 本種と異なり子実体が材上生ではなく地上生 本種と異なり子実体がロゼット状 本種と異なり孔口層が白色 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と交配試験で和合性を示さない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードJではなくクレードK)